歩道の切り下げ って何?【土地購入時の注意ポイント】

歩道の切り下げ 【お役立ち情報満載】ブログ

土地に建物を建てる場合に建築基準法という法律に合ってないと建物の建築の許可が出ません。

建築基準法では、基本は幅が4m以上の道路に2m以上の接道(道路と土地が接している長さ)がないと許可が出ません。
ただ、道路幅4m未満でもセットバックや他の許可で建築の許可がおりますが、基本は上記のスタイルです。

そうすると、土地に建物を建てようとするとその土地に道路が接しています。

その道路に歩道などがあると雨水の排水や車道と歩道を分けるためとか様々な理由で高低差があります。

つまり車道と歩道に段差があります。

車道と歩道の段差

こんな感じです。
たまによそ見してて、スカッと足を踏み外して足首がグキッとなりビックリするポイントです。

この状態だと歩きだとまたげますが、車とかオートバイだと越えられません。

そのため歩道の切り下げをします。

歩道の切り下げ

こんな感じで、車道と土地の高低差にスロープを設ける事です。

実は、よくトラブルになっている部分です。

中古住宅新築建売の場合は、すでに歩道の切り下げ工事をして売りに出ています。

土地で購入して、注文住宅を建築する際には車庫の位置の未決定や玄関位置の未決定や従前の建物の車庫の位置の違いの相違などで、歩道の切り下げをしなくてはいけません

家康友の会
家康友の会

んじゃ、何がトラブルになってるの?

トラブルの内容や原因

■1.歩道の切り下げ工事の費用を予算に入れていない。

土地の購入時に土地を紹介してくれた不動産屋「国道なので言えば国が工事してくれますよ。」とか「公道なので、申請すれば県や市がやってくれますよ。もしかしたら申請料だけ掛かるかもしれません。」

などと説明されて予算に入れてない方も多いです。

歩道の切り下げは、道路管理者に申請して許可が出れば自費で工事を行う事が出来るというもので、完成後は道路管理者へ引き継がれます。

ようは、工事費用は全額が自分持ちで、完成したらタダでもらってもらうみたいな感じです。

不動産屋の間違えた説明で、トラブルみたいな内容です。

 

■2.歩道の切り下げ工事の予算がオーバー

歩道の切り下げ工事費用は、結構高いです。

車道と歩道との高低差や歩道の幅や歩道に雨水の側溝があるかなどで、金額が変わります。

 

歩道の植え込み

また、植え込みがあるか?電柱があるか?ガードレールがあるか?などでも大幅に変わってきます

通常は、30万円~50万円ぐらいでみますが、ガードレールとかの移設が入ると150万円~200万円掛かったりする事もあります。

上の写真の歩道の切り下げは、植え込みと樹木がある歩道の切り下げです。

歩道のガードレール

写真は、歩道にガードレールがある場合の切り下げです。

樹木や植え込みやガードレールの移設は、金額が高いです。

また、道路標識の移動も自費工事です。

道路標識は、警察署に行って協議します。
施工業者を紹介してくれます。

大事な事

大事なのは、土地の購入や建物の建て替えなどの際に歩道の切り下げがあるのであればしっかりと見積もりを取る事です。

 

不動産屋の説明を鵜呑みして、後で説明が違うじゃん!ウソついた!などのトラブルにならないように注意しましょう。

 

熱血先生
熱血先生

うちも不動産屋だけど・・・・

工事の流れ

■工事の流れ
1.工事の見積り依頼
2.金額決定・工事の依頼や請負契約
3.道路管理者との打ち合わせ
3.承認
4.申請書提出
5.施工開始
6.完成検査

工事をしないリスク

よくこの歩道の切り下げ工事の費用がもったいないからと、車道と歩道の段差にコンクリートのスロープや鉄板のスロープやプスチックのスロープを置いたりしたりしてる人も居ますが、基本的に自治体で禁止されており、万が一、第三者がそれで事故やケガをした際は、損賠倍書などの責任も出てきます。

 

また、落ち葉やゴミなどが溜まりやすく、雨水の流れを止めてしまうので、周りの水はけが悪くなります。

個人の責任リスクとしては、かなり危険があると思います。

段差を勢いよく、車で入って、タイヤで勢いよく置いたスロープをすっ飛ばして、人に当たって重傷とかになると人生変えちゃうぐらいの大事です。

ポイントとしては

熱血先生
熱血先生

信頼出来る不動産屋を選ぼう!!

という事を言いたいのです。

家康友の会
家康友の会

提供は、家康ホームでした。
また、来週!

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